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2019.01.29更新

南米家族旅行記1 -チリ編-

 南半球の12月〜2月はまさに夏のバカンスシーズン!アルゼンチンの現地校は12月中旬に学期末を迎え、3月上旬の新学期までの約2ヶ月半は長い夏休みです。真夏のクリスマスにお正月・・・なんだか不思議な感じですね。我が家は年末年始にかけてチリ〜ボリビアへ行って来ました!南米家族旅行記、まずはチリ編です。

 南北に細なが—い国、チリ。ブエノスアイレスからチリの首都サンチャゴまでは飛行機で約2時間、さらに国内線に乗り換えて北に約2時間移動すると、そこは標高約2500mの広大な砂漠地帯。このアタカマ砂漠の中にある小さな町、サン・ペドロ・デ・アタカマが今回の最初の目的地です。高地なので朝晩は涼しいけれど、昼間は陽射しが強く、カラッカラに乾燥していてとにかく水!水!高山病予防にも水分補給がとっても大事なのです。

【宇宙にもっとも近い場所、アタカマ】
 なぜこの小さな町に人々が集まるのか?それは、ここサン・ペドロ・デ・アタカマは「世界一星がキレイな場所」と言われているからです。標高が高く、年間を通じてほとんど雨が降らない乾燥したこの場所は天体観測に最適とされ、世界各国の天文台が点在しています。日本が参加している国際プロジェクトとしては「アルマ望遠鏡」があり、一般見学ツアー(事前予約制)に参加すれば施設の一部を間近で見学することができます。私たちが訪れたときには、口径12mの巨大パラボナアンテナはあいにく標高5000mの観測地点で全て稼働中のため見ることができませんでしたが、アンテナを運搬するトランスポーターや、アルマ望遠鏡のブレーンであるコントロールルームなどを見学することができました。日本語で聞いても難しい説明を英語で聞くので娘はだんだん飽きてしまいましたが・・・日本の予算と技術と人材が生かされているということ、心の隅っこにでも残ってくれるといいな、と思います。

(※国立天文台アルマ望遠鏡公式サイト https://alma-telescope.jp


【ここはどこ?月にいるみたい!】
 アタカマの見どころのひとつ、「月の谷(ムーンバレー)」にも行ってきました。見渡すかぎりゴツゴツした茶色い岩肌と砂丘が広がる壮大なパノラマ!写真に切り取るのがもったいないとさえ思ってしまうこの大自然を体感できるのは南米旅行の醍醐味かもしれません。もちろん月に行ったことはないわけですが、思わず娘も「月にいるみたい!」と形容するほど、見たこともない景色だったのでしょう。後日、旅行の思い出ベスト3を聞いたところ、なんと第1位がこの月の谷。宿題の絵日記にも書いていました。岩肌をオレンジに染めながらゆっくりと沈む夕陽はとってもキレイでした。
 夏(雨季)の空は天候に左右されやすく、私たちの滞在中も雲が残っていたため、満天の星空!とまではいきませんでしたが、逆さのオリオン座のまわりにもたくさんの星が見えました。(星がたくさん見えると星座を見つけるのはなかなか大変です。)

 アタカマでの滞在は、実はこのあとさらに標高の高いボリビアを旅行するための高地順応(※高地に体を慣らすことで高山病を予防する)としての役割もありました。いよいよ次回は陸路で国境を越えてボリビアをめざします!

この記事を書いた特派員

Junko

アルゼンチン

東京から18,000km離れたブエノスアイレスで夫と10歳娘の3人暮らしです。 美味しい牛肉とワイン、広大な国土と大自然、穏やかに「月日の流れ」を感じることができるアルゼンチンでのフツーの暮らしがけっこう気に入っています。