食情報

2018.11.13更新

第一回 薬膳を知ろう!

はじめまして。
日本の大阪にある国際薬膳学院で講師をしています安藤智子と申します。
今回、世界各国にお住いの日本人のママたちと繋がる機会をいただき、とても嬉しく思っています。

薬膳との出会い

まずは、私の事を少しお伝えしたいと思います。私が薬膳と出会ったのは7年前。まだまだ薬膳の世界では年数の浅い私です。そんな年数の浅い私が講師をさせていただいているのか?周りの方や環境に恵まれたこと、そしてきっと毎日欠かさず薬膳を続けていることかもしれません。ずいぶん真面目に聞こえますが、それにはこんな理由があるのです。

息子が十ヶ月になった頃、重度の食物アレルギーが判明しました。乳児湿疹が治まらず、何かを口にすると体中に湿疹がでました。病院に行き血液検査をすると、重度のアレルギーが判明しました。特に卵や乳製品に於いてはアナフィラキシーショックを起こすレベルの数値でした。子供が、やっと食べることが出来たものは、白米とジャガイモとカボチャだけ。いったい何が良くなかったのか・・・。どうしたら良いのかわからず、色々な病院に行ったり良いと言われる方法を片端から試したり、途方にくれていました。そんな片端から良いといわれるものを試す中、疑問が湧いてきました。

「それぞれに体質が違う家族が同じものを食べていいのだろうか」

実はその頃、主人は末期の肺がんを患っていました。食べられるものが違う家族が同じ食卓を囲む。それぞれに食べるべきものがあるんじゃないか。私のそんなギモンを払拭してくれたのが薬膳でした。薬膳は個々の体調、体質、季節に合わせて、食材や調理法を選びます。食材というパーツの組み合わせ。家族の食卓にもちょっとしたひと工夫で手間なく、それぞれに合った薬膳を続けることができました。

生活に薬膳を取り入れはじめて数か月。気が付くと私自身の体調が良くなっていました。長年悩まされていた片頭痛がなくなり、そして次第に子供のアレルギー症状、アトピー性皮膚炎や喘息が快方へと向かったのです

薬膳というと皆さんはどのようなイメージがありますか?

茶色い食材?グロテスクなものを魔女のスープのように煮込んだもの?そんなイメージはありませんか?実際に私もそんなイメージがありました。

薬膳は体調と食材のパズル

食材の1つ1つには体に何らかの作用をもたらす力があります。例えば体を温める、冷ますといった性質、そして体のどこかに作用して個々のはたらきを持ちます。例えばトマト。トマトは体を冷ます作用があります。そして口の渇きを潤したり、消化不良を改善したり、暑さで火照った体を冷まし、乾いた体を潤します。暑さで食欲のないとき、フレッシュなトマトをかじってみてください。胃のつかえがとれてスッキリとして、口の中に潤いが戻ることだと思います。トマトで作ったゼリーも夏の薬膳ゼリーになります。

トマトの薬膳ゼリー

では、海老はどうでしょう。海老お正月のお節料理では長寿の願いを込めていただきますが、薬膳でも海老はアンチエイジング食材!海老は体を温め、特に足腰を温めます。体の元気の源となる気を補う食材です。寒い時期は体の芯から冷えますね。冷え性の人は大変ですね。そういう時にはこんな風に体の中から温めるもの、冷えやすい足腰を冷やさないようにするものを摂って備えることが、不定愁訴や体質を改善することに繋がります。

海老のオイスター炒め

こんな食材の効能を知ると、普段の食事が薬膳になります。これから是非、そんな薬膳の知恵をこちらでお伝えしていきますね。これからどうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた特派員

安藤 智子

日本

日本で薬膳講師をしています。特にアレルギーとガンを専門にしています。オンラインでも講座を受講していただけます。よろしくお願いいたします。